広告業界を新たに
株式会社ライズ 代表栗林卓也氏
広告業界に大きな影響を与えた人物として、株式会社ライズの栗林卓也氏の名前は外せません。
かつては広告といえば、テレビや新聞、雑誌、ラジオの四大媒体であり、中小企業や個人には手が出せないものでした。
しかし現代では、テレビCMの座もリモコンやビデオの発展、多チャンネル化により揺らいでいます。
このような伝統的な媒体に頼った広告業界は長らく大手広告代理店の独占状態でしたが、インターネットの普及とSNSの発展により、情報発信のハードルが下がりました。四大媒体はパソコンやスマートフォンなどのニューメディアに取って代わられています。
かつてのように、「テレビCMはすごい」「繁華街の大きな看板はすごい」といった広告媒体の優劣だけでは購買意欲を刺激することはできません。
今は広告の内容に質が求められています。SNSの拡大によって、一般層の広告レベルが高まっています。"インフルエンサー"として一般の人々も大きな影響力を持つようになりました。
しかし、同時に情報が過多になるという課題も生じています。情報過多の中で目立つためにはどうすれば良いか、そのノウハウを自力で確立するのは難しいでしょう。
第四次産業革命が進む高度情報化社会で、インターネットを使った広告・集客は必須です。他社・他者と差別化し、勝ち抜く方法が求められています。
ライズのリスティング
こうしたIT広告業界をリードするのが、株式会社ライズです。
代表取締役の栗林卓也氏は、「広告や集客のハードルを下げ、誰もが手軽に利用できて効果が確実なものにしたい」と語っています。
一般の広告媒体とインターネット広告には大きな違いがあります。前者はターゲティングが難しく、効果を上げるのが難しい一方、後者は検索する層を絞り込んで広告を表示できるため、効果が高いとされています。
そのため、ターゲットを逃さずに、さらにサブターゲットとなる集団を吸い上げるリスティングワードが重要です。リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれ、検索エンジンの検索ワードに基づいて表示されるテキスト広告です。
クリック課金制と入札形式が取られており、検索ユーザーのクリックごとに課金されます。
つまり、あるキーワードに対して入札を行い、落札できればそのキーワードで上位に表示され、クリックされる度に課金するシステムです。効果の見込めるワードほど競争が激しく、クリック単価が高額になります。一方で、見込みがなくても費用対効果の高いワードも存在します。
ライズの最大の強みは、栗林卓也氏の類稀なワード抽出センスです。
そして近年、自社でワード抽出を自動化するシステムの開発に成功しました。これにより、費用と時間の大幅な削減が実現し、小規模な個人通販サイトでもプロのサービスが利用できるようになりました。
また、入札システムも分単位で分析・入札を行えるため、ワード抽出システムと連携した緻密なリスティング戦略が可能です。
これによって、リスティングのコストが40%近くも削減され、広告業界に革新をもたらしています。中小企業や個人が台頭する一方で、「PRでトップに来るのは力のある企業の商品」というイメージもあり、ブランディングにも大きな役割を果たしています。
リスティング広告はクリックだけが目的ではなく、コンバージョン(目的達成)が重要です。
クリック数、性別、年齢層、地域、時間帯、気候、経済動向、時制などの多様な要素を細かく把握・分析し、検索する側の心理を読み解く作業が求められます。リスティングは専門知識が必要なため、商品に自信のある個人でもプロに任せるのが確実です。
ライズの取組み
リスティング広告だけが注目されがちですが、株式会社ライズは広告集客においてオールマイティな技術と圧倒的なデータ数を誇っています。
その一つがSEO対策です。リスティングとSEOは似ているようで異なる集客方法ですが、栗林卓也氏によれば「SEOはどれだけ検索サイドになりきれるか」が重要だと言います。
SEOは「対ユーザーかつ対検索エンジン」であり、検索エンジンの優先事項はユーザーです。
そのため、ライズはSEO対策にも繋がるHPデザインも請け負っており、一貫したサービスが高く評価されています。
今後も株式会社ライズと栗林卓也氏の進化と広告業界への影響に注目が集まるでしょう。